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【テニス】今年の全豪オープンの何がスゴいか語る

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全豪オープン2017のいろんな試合見てたらテンション上がってきちゃったので、そのままのテンションで記事かいちゃいます。

これまでテニスに興味がなかったって人にためにも、なるべくわかりやすく解説していきたいと思うのでよろしくお願いします。

また、この記事は01/29の17:30までに読んでおくといいかもしれません。

 

 

全豪オープンとは

まずは、1/16~1/29まで開催されている全豪オープンについて。

 この大会はテニスの4大大会とよばれるトップ選手が集う大会のうちの一つであり、他には「全仏オープン」「全米オープン」「ウィンブルドン」の3つがあります。

ウィンブルドンといえば松岡修造さんの「この一球は絶対無二の一球なり!」という言葉が非常に印象的な大会で、資料映像とかで見たことある人も多いのではないでしょうか。)

話がそれましたが、この4大大会では5セットのうち3セットを先取で勝ちとなります。他の大会は基本3セットのうち2セットを先取で価値となるので、4大大会での選手の疲労は計り知れないです。

 

 

 錦織圭選手の活躍

 (本題とは少し離れますが)次に今大会の錦織圭選手の活躍について振り返ります。

世界ランク5位、第5シードとして今大会に出場しましたが、1回戦から苦戦を強いられることになります。相手はロシアのアンドレイ・クズネツォフ選手。もちろん錦織選手の方が格上ですが、第1セットを相手に選手され厳しい立ち上がりとなります。その後錦織選手が巻き返し、ファイナルセットまでもつれ込む激闘の末、錦織選手が勝利しました。

2回戦、3回戦では何度かサービスゲームを落としてしまったものの、結果としてセットは3-0と相手を圧倒し、世界ランク5位としての実力を見せつけました。

4回戦では世界ランク17位のロジャー・フェデラー選手(スイス)と対戦し、 第1セットを先取するものの逆転負けを喫してしまいます。

2回戦3回戦をかなり良い調子で勝ち上がっており、日本人初の4大大会での優勝も見えていたので、日本のテニスファンにとっては 少し残念な結果になってしまったのかなと思います。

(対戦相手のフェデラー選手がこの記事のメイントピックになるのですが、都合上記事の後半に持っていくことにします...)

 

 

番狂わせの連続

 さて、今大会では史上まれに見る番狂わせが起こりました。

 

1つ目の番狂わせは世界ランク2位のノバク・ジョコビッチ選手(セルビア)が、世界ランク116位のデニス・イストミン選手(ウズベキスタン)に2回戦で敗れたことです。

ジョコビッチ選手は前述の4大大会でこれまでに12回の優勝を飾っており、2014年7月から2016年11月まで122週連続の世界ランク1位だったかなりの実力者です。

このジョコビッチ選手が世界ランク100位以下の選手に敗れるのは、去年のオリンピックとこの試合の2回のみだったりします。

 

2つ目の番狂わせは世界ランク1位のアンディ・マレー選手(イギリス)が、世界ランク50位のミーシャ・ズべレフ選手(ドイツ)に敗戦したことです。

マレー選手はテニスのビッグ4と呼ばれる、テニス選手の中でも別格の実力を持っている4人のうちの1人であり、先ほどのジョコビッチ選手も含まれています。

ビッグ4とは呼ばれていたものの、他の3人が強すぎて世界ランク1位にはなれなかったマレー選手がとうとう2016年の11月にジョコビッチ選手を抜かし、初の世界ランク1位として臨む4大大会であり、かなり期待が高まっていたのですが相手のズべレフ選手のネットプレーがかなり光っていました。

 

 

”レジェンド”の復活

今回のメイントピックです。

世界ランク1位と2位がトーナメントから姿を消すなか、決勝に勝ち上がったのが2人のレジェンドです。

 

1人目のレジェンドは世界ランク9位の「ラファエル・ナダル」選手(スペイン)です。

ナダル選手は左利きのベースラインプレーヤーであり、その左手から繰り出される強烈なフォアハンドと、情熱の国スペインらしい熱いプレーが特徴の選手です。

ビッグ4のうちの一人であり、4大大会での優勝回数は14回と歴代2位であり、クレーコート(簡単に言えば土のコート)での勝率が歴代最高、クレーコートで81連勝など、クレーコートでの戦いを得意としており、「赤土の王者」とも呼ばれています。

昨年の10月から治療のために大会は全て欠場しておその影響か世界ランクは9位まで落ちました。今回の全豪オープングランドスラムの復帰戦となりました。

 

もう一人のレジェンドは4回戦で錦織選手を打ち負かしたロジャー・フェデラー選手です。

 フェデラー選手はもちろんビッグ4の1人んであり、世界ランク1位を237週連続でキープ(歴代1位)、4大大会17回優勝(歴代1位)、通算賞金獲得額歴代1位などなど、数々の大記録を打ち立ててきた人物です。

また、そのプレースタイルはテニスの基本に忠実であり、史上最高のテニスプレーヤーとも言われています。

しかし、去年の半ばからケガのため戦線を離れていたので、ナダルと同様に今回の全豪オープングランドスラムの復帰戦となりました。

 

この2人はともに30歳をこえており(フェデラー:35、ナダル:30)、ジョコビッチやマレーの台頭、ワウリンカやチリッチなど若手の躍進により、ここ数年グランドスラムでの優勝がなく、2人のレジェンドの時代は終わったとささやかれていました。

 

 

しかしレジェンドは数々の死闘を乗り越えて帰ってきました。この全豪オープンの決勝に。

この2人でのグランドスラムの決勝は実に6年ぶりであり、1人のテニスファンとして期待が高まります。

 

 

決勝は明日の17:30からですが、生放送はWOWOWのみとなります。

ハイライトはNHKで24:10から放送です。